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過去のイベント

在日イスラム・コミュニティ コーディネート 大阪大学未来共生プロジェクトとともに

  • journalistworld0
  • 2016年7月11日
  • 読了時間: 3分

詳細は大阪大学のホームページにても掲載されております。

http://www.respect.osaka-u.ac.jp/activities/classes/project_toyokawaaruku/

 「イベント当日は、まず地元の部落解放同盟の青年部長である福田憲和さんの案内のもとで、何気ない建物が持つ「闘い」の歴史や、一つひとつの町並みに宿る物語を自らの経験を通して語っていただきました。また、まちあるきでも訪れたコリア国際学園の事務局長である宋悟(ソン・オ)さんからは、コリア国際学園設立までの流れから現在までを振り返り、地域との様々な関係性の中でコリア国際学園が作り上げられてきたこと、そしてこれからは豊川地区にある「豊かさ」を活かした学校及び地域づくりをより一層目指していくという意気込みが語られました。豊川在住で大阪芸術大学の教員でもある北口学さんからは、豊川地区に関する幅広いお話をしていただき、江戸時代前後の豊川地区のお話から現在のイスラム教徒の方たちとの交流のお話まで、豊川地区の語りつくせない魅力が語られました。そして、まちあるきの最後には大阪茨木モスクを訪れ、モスクのイマーム(指導者)であるモフセン・シャーキルさんからのお話を伺いました。普段見ることも触れることもなかったイスラム教の世界を、分りやすく丁寧に説明してくださり、お祈りの様子も見学させていただきました。現在は一般的な住居に絨毯を敷き、そのままの形でモスクとして利用していますが、将来は「モスクらしいモスク」の建設を目指しておられるそうです。  豊川地区の素晴らしいところは、コリア国際学園やモスクが、ただ単にその地区に存在しているというだけではなく、地域の構成員として、スポーツなどを通した盛んな交流が行われていることです。コリア国際学園が設立される際には、ごく一部の地元住民から、民族的な理由によって反対運動が起こったそうです。結果的に、無事建設されるにいたりましたが、被差別の側である自分たちが、差別する側に立ってしまったという経験は、豊川地区にとって禍根を残すものになったと、福田さんは語っておられました。モスクに至っては、地域の中で、そのような施設ができるという情報が共有されていないなかで、「気づいたらそこにあった」という状態だったそうです。決して、初めから「共生しましょう」といって始まったわけではなったのにも関わらず、同じ地域に暮らしていく中で、互いとの交流を大切にしてきた結果、今の関係が築き上げられ、「多文化共生」のまちへと変わっていったのだと思います。実生活において「多文化共生」を実践している地域の皆さんのお話を聞き、そのまちを歩いてみるという経験は、卓上では得られない実感としての理解につながる貴重な機会でした。」


 
 
 

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