夜間中学その日その日 (1006) 夜間中学資料情報室
夜間中学新聞報道月報 2024年11月 2024.12.14
11月の新聞報道は51件。新設に向けて検討が進む、10地域から22件の報道。公立夜間中学は5校から8件の報道。自主夜間中学6校から5件。多様化学校の新設2件。不登校3件うち社説が2件。夜間中学の映画5件。その他5件。
「ていきけん 学生わりびき ありがたい」
「『えらいね』と うんてんしゅさん はなしかける」。
夜間中学生が作った藍染の共同作品にある俳句だ。このように夜間中学が社会に一定の理解が得るまでに、いくつかの出来事があったことを忘れてはならない。夜間中学生が学生定期を購入する際、窓口で“不正”購入を疑われたことがある。駅の事務室に入り。“抗議”を申し入れ夜間中学のことを説明したとの報告が校内の生徒会であった。夜間中学への一層の理解を求めるため、沿線各駅の掲示板に夜間中学生募集のポスターの掲示をお願いしようと生徒会で取り組んだ。通学定期をめぐって、次の報道があった。
「滴一滴 割安な通学定期 負担は誰?」 (山陽新聞 2024.11.26)
鉄道やバスで通う生徒らにとって、通学定期は不可欠なものだろう。その都度運賃を払うのはもちろん、通勤定期と比べてもぐっと割安だ。では、その運賃の差額は誰が負担しているのか?▼答えは運行する交通事業者だ。「これは誰が考えてもナンセンスです」―。全国の交通研究者らが集まり先日岡山市内で開かれた「都市交通決起集会」で、関西大の宇都宮浄人教授が訴えた▼通学定期は、高い交通費が払えなくても教育機会が失われないようにする狙いだ。1895(明治28)年に国の鉄道で始まったのを今も慣習的に民間事業者が引き継いでいる▼国の教育政策として行うべき事業を民間が負担していることに疑問符が付く。実際は割引分が一般乗客の運賃に上乗せされている形だ。教育機会均等の趣旨からは、事業者で割引率が違うのも不公平と言える▼宇都宮氏が研究するオーストリアでは、通学定期の割引分は文部科学省に当たる政府機関の補助金で賄われている。「日本でも割引分は文科省予算で手当てするのが筋だ」とする▼特にローカル線は高校生の通学定期割合が高く、経営への影響は大きい。鉄道やバスの減便や路線廃止が続く今、見直しが求められよう。関係法の国会の付帯決議で教育分野から交通事業者を支援するよう検討が求められてもいる。前に踏み出したい。
11月のテレビ放送は22件。「“もぎリサーチ” 夜間中学校って何」(NHK 2024/11/28)は視聴者の質問に答える放送があった。
名前の読み方を変更 天理の夜間中学生「自分を取り戻した気持ち」
産経新聞 2024.11.30
滴一滴 夜間中オープンへ 山陽新聞 2024.11.29
【学校探訪記】夜間中学・県立みらい共創中の〝いま〟
みんなの学校新聞編集局 2024.11.29
千葉市、「学びの多様化学校」を30年度開校へ 不登校の中学生対象
朝日新聞 2024/11/29
夜間中学校の入学者募集 来年4月豊橋工科高校内に開校 東日新聞 2024/11/29
「自主夜間教室」静岡市内で拡大 葵区・瀬名地区に来年開設へ 国籍、年齢、背景…利用者さまざま 静岡新聞 2024/11/28
<インサイド>県が夜間中学設置へ協議会 対象さまざまニーズ多岐 カリキュラム整備課題 北日本新聞 2024年11月28日
日の出のような明るい未来を…夜間中学に「和歌山あけぼの中学校」命名の坂口さんに感謝状 産経新聞 2024/11/28
有明抄 子どもの権利 佐賀新聞 2024/11/27
和歌山あけぼの中学校 校名提案者に感謝状 わかやま新報 2024年11月27日
滴一滴 割安な通学定期 負担は誰? 山陽新聞 2024.11.26
日本語が苦手な外国人児童らの教育環境整備を 自民・萩生田光一氏らが超党派で勉強会 産経新聞 2024/11/23
読み書き習い妻への愛 奈良市の西畑さんモデルの映画、1月に試写会
朝日新聞 2024年11月23日
宮崎に「学びの多様化学校」不登校の中学生対象 来年4月開設 讀賣新聞 2024/11/22
『35年目のラブレター』笑福亭鶴瓶&原田知世・重岡大毅&上白石萌音“いい夫婦の日”ビジュアルが公開 産経新聞 2024/11/22
新宮に和歌山県立夜間中学 26年度開校で校名募集 最長9年在籍も
朝日新聞 2024年11月21日
谷川俊太郎さんと沖縄のフリースクール 20年続いた交流と寄付 生徒と創作、句をミュージカルに 沖縄タイムス 2024年11月20日
不登校を経験したアナウンサー、学校へ行けない子どもにラジオで語りかけ 「君は一人じゃない」 中日新聞 2024年11月20日
夜間中学校の生徒募集 和歌山市に4月開校 わかやま新報 2024年11月20日
大阪市立中学夜間学級「入学説明会・相談会」12月 リマセム 2024.11.19
クリスマス料理に挑戦 県立夜間中学まなびの森学園 食材や文化学び5品
日本海新聞 2024.11.19
希望に応じて学べる所に 和歌山県が夜間中学の計画案、新宮に26年度
紀伊民報 2024年11月19日
夜間中学開校で意見公募 県、26年東牟婁地方に計画/和歌山 毎日新聞 2024.11.19
県立夜間中学 新翔高内に 校名募集 知事「多様性 互いに学び」
讀賣新聞 2024/11/19
【軽井沢新聞11月号】2027年度の開設目指し検討へ 「軽井沢オープンドアスクール」
軽井沢新聞 2024年11月18日
西田敏行さんの深いスタッフ愛 「釣りバカ」朝原雄三監督が見た素顔
毎日新聞 2024/11/17
「35年目のラブレター」奈良でロケ、映画試写会 来年1月 抽選で700人招待/奈良 毎日新聞 2024/11/17
センセイ、一歩ずつルポ 赤羽自主夜間中学/1 1人でも来るのなら/東京
毎日新聞2024/11/16
外国の子どもに日本語基礎 群馬・前橋市教委 学校生活をスムーズに
群馬新聞 2024/11/14
【私の視点 とちぎ知事選】多様な学びの場充実を とちぎ自主夜間中学宇都宮校校長・川村滋さん(73) 下野新聞 2024.11.14
社説 不登校最多 低年齢化と長期化が心配だ 讀賣新聞 2024/11/14
映画『35年目のラブレター』重岡大毅&上白石萌音→笑福亭鶴瓶&原田知世“夫婦”のぬくもり感じる場面写真が公開 毎日新聞 2024/11/14
県内初の公立夜間中学は「とちぎ学びの夢学園」 2026年4月開校
朝日新聞 2024年11月14日
夜間中学の意義学ぶ 福井でシンポ 入学希望者ら50人 福井新聞 2024年11月13日
夜間中学校名募る 県教委、来年1月まで 福井新聞 2024年11月13日
夜間中学の必要性とは 福井県内で開校向けシンポ 中日新聞 2024年11月12日
26年4月開校・栃木県立夜間中学の名称「とちぎ学びの夢学園」に内定 県教委が発表
東京新聞 2024年11月12日
県立夜間中学26年開校へ意義学ぶ 県教委が福井でシンポジウム 年齢・国籍問わず多様な生徒が通学…他県事例も 福井新聞 2024年11月11日
増える外国人定住、破産や虐待に教育や裁判…変化する困り事どう対応? 岐阜・美濃加茂市で県民会議 岐阜新聞 2024年11月10日
佐賀県立夜間中学「彩志学舎」で初の運動会 「スポーツの力」世代や国籍超えて ”同級生”老若男女、心地よい汗 佐賀新聞 2024/11/10
【社説】不登校7年連続増 学校以外の学びを視野に 徳島新聞 2024/11/09
夜間中学、爽風館高内に設置へ アクセスの良さ決め手/大分 毎日新聞 2024/11/9
大分県立夜間中学の入学対象者や在学期間など決定 大分合同新聞 2024/11/08
校名は「学びの夢学園」 26年開校 県立夜間中学 /栃木 毎日新聞 2024/11/8
<独自>支援学校高等部の卒業生、夜間定時制高校へ編入可能に 大阪府教育庁が見直し 産経新聞 2024/11/7
公立夜間中学の設置訴え 美濃加茂市の市民有志 市長と面談
岐阜新聞 2024年11月7日
夜間中学の生徒は7割近くが外国人…日本語指導ガイドラインを策定へ
讀賣新聞 2024/11/7
「夜間中学」が爽風館高内に26年4月開校へ 大分県教委決定、授業は無料
大分合同新聞 2024/11/05
夜間中学、爽風館高に開校へ 空き教室を利用 讀賣新聞 2024/11/06
生徒の7割は外国ルーツ、静岡の夜間中学で日本語指導手探り
中日新聞 2024年11月5日
2年目の 静岡の夜間中学 中日新聞 2024.11.02
ビナレッジでの自主夜間中学「えびなえんぴつの会」の代表を務める廣田 久美子さん海老名市中新田在住 77歳 タウンニュース 2024.11.01
海老名の自主夜間中学4・5日に体験会 タウンニュース 2024/11/01
思いかなえる学びの場 夜間中学、半年で生徒倍増 /群馬 毎日新聞 2024/11/1
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