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夜間中学その日その日　（898）　　砦通信編集委員会

journalistworld0
2023年7月18日
読了時間: 3分

　　　「夜間中学報告交流会」　　　　　　　2023.07.18

　夜間中学がテレビ、ラジオ、新聞で取り上げられ、映像もユーチューブで検索すると夜間中学の番組が何本も画面上に現れる。「一が月前、1.7万回視聴」「2年前、98万回視聴」と視聴回数が示されている。夜間中学についてはこの社会では知っていただいたものと、私たちもいつの間にか大きな勘違いをさせられてしてしまっていた。「文の里・天王寺の存続を」求めるとりくみで、議会の教育こども委員会の質疑を聞いても､夜間中学生や夜間中学現場の悩み、苦しみ、喜び、届いているのだろうかと思う場面に出会う機会が何度かあった。

　夜間中学がこの国や社会で果たしている役割についても伝えてきたのだろうか？夜間中学関係者は意識して発信し､取組を継続することが重要ではないだろうか。

　夜間中学卒業者の会は夜間中学の在校生、卒業生、教職員、元教職員と市民の参画を得て2019年12月発足した組織で、夜間中学に関わる様々な活動を創造的に推進することを掲げている。取組の一環として､「夜間中学報告交流会」を企画しました。みなさまの参加を呼びかけます。

　関係各位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023年6月30日

夜間中学報告交流会ご案内

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夜間中学卒業者の会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　共同代表　金夏子・水本浩典・林二郎　

紫陽花の花に雨粒が光輝き、個性的な色とかがやきを添えています。みなさま、ますますのご活躍とお忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。

大阪の夜間中学は、昼の義務制の学校とは異なり、夜間中学の開設を求める市民の運動により、1969年6月、天王寺夜間中学が開校を嚆矢として大阪府内に12校の夜間中学が開設され、多くの人々、議会関係者のご理解と支援をいただきながら、義務教育を受けることのできなかった人たちの学びを保障する場所として営みを続けてきています。

大阪市内4校、府下7校の夜間中学の50年を超える、とりくみが、これまで見て見ぬふりを続けてきた、夜間中学に対する、国の姿勢の大きな転換につながったと関係者から云われています。

ところが、大阪市が市内の夜間中学を統廃合する計画を進めていることを知り、夜間中学の存続を求め立ち上がった、近畿夜間中学校生徒会連合会のとりくみにわたしたちも参加してきました。その中で、多くの市民に夜間中学について理解を求める私たちや、夜間中学関係者の努力が足らなかったことを痛感しました。

天神祭後の、盛夏の時期でありますが、夜間中学報告交流会にご出席いただき、忌憚のないご意見を頂戴出来ればと考え、集まりを企画しました。なにとぞ、みなさまの集会参加をお願いし、ご案内申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

日時　　2023年7月29日（土曜日）受付13：15　開会13：30　閉会16：00

会場　　たかつガーデン（大阪府教育会館）　3階　ローズ

　　　　　　　　　　　　　　　（大阪市天王寺区東高津町7番11号）　

天王寺・文の里夜間中学の存続を―夜間中学報告交流会―

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　主催　夜間中学卒業者の会

プログラム　

報告：大阪の夜間中学のあゆみ・夜間中学を巡る全国状況・義務教育未修了の人たちの

実態（2020国勢調査）