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アンボン(インドネシア)回想 Journalist Worldジャーナリスト ワールド

  • 北口学
  • 2016年12月14日
  • 読了時間: 2分

 先週訪問していたインドネシア、アンボンは多民族多宗教の興味深い街でした。地域の博物館を訪問し、そこで丁寧に対応・説明をしてくださった学芸員の若い女性とメールのやり取りを始めています。その博物館には日本軍の大砲がありました。今後展示品などの贈呈などの交流を考えています。それを伝えるとすごく喜んでくれました。

 インドネシアも太平洋戦争の激戦地で日本兵が隠れ玉砕した岸壁の洞窟を訪問したり豪州兵士らの墓地なども訪問しました。   http://tam-tour.com/irei-jumpai/  色々検索していると、上記のような慰霊・巡礼の旅を催行している旅行会社もあり、インドネシア全域に戦跡や墓所、慰霊塔などがあることを知りました。日本人観光客が多数訪問するバリ島にも!

 『アンボンで何が裁かれたか』という豪州映画がずっと記憶に残っていました。  戦犯であるはずの上官が貴族であることから、早々とシラを切り、日本兵捕虜収容所から特権的に釈放され帰国、一方、日本に帰国していたのに、キリスト教徒であり、自身の犯した行為を正直に証言し自首した兵士がアンボン日本人捕虜収容所に送還され戦犯裁判ののち銃殺刑となるなんとも遣り切れない内容の映画ですが、「自分たちが裁き処刑したあの時の判断と行為は果たして正しかったのか?」という事を豪州人たちが検証し映画として作成・全世界に公開したという点、そのような作品だから長い間忘れられずにいた作品です。日本ではそのように自分たちがアジア太平洋地域で犯した過ちに真摯に向き合う映画は数少ないと思えています。逆に歴史改ざんの風潮増大に対しては遣り切れない怒りを覚えるほどです。

アンボンでも色々な調査や訪問を行いましたが、また、まとめて学会発表・文章化を行う予定です。英語版は「youtube」下記URLで全編視聴可能です。 https://www.youtube.com/watch?v=LcgPexeOZKI

 
 
 

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