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インドネシアの離島の果て 被差別マイノリティと聖フランシスコ・ザビエル Journalist World ジャーナリスト・ワールド

  • 北口学
  • 2017年7月13日
  • 読了時間: 2分

 写真ファイルは雑誌『聖母の騎士』に書いた原稿です。

 この1年、故沖浦和光先生が愛してやまなかったインドネシアをはじめ、先生の著作に導かれインドのゴア、マレーシアのマラッカ、香港、マカオ、上海、北京、アブダビ、ドバイ、インドネシアのジャカルタやバリ島、マルケサス諸島のアンボン島やテルナテ島、ザビエルの時代には「首刈り」「食人」と恐れられ西洋人が訪問することもなかった聖ザビエルが訪問した離島などを巡って来ました。もちろん宗教が植民地支配の尖兵となった事実も歴史の一断面です。しかしながら、聖ザビエルのインドネシアにおける足跡の最深部を訪問し、終焉の地である中国・上川島の彼が一時埋葬されていた石棺の傍に立って感じた事、最果ての地で考えた事は、ありとあらゆる軍事力の背景も持たず単身布教に過酷な異文化・異なった風土や言語の地に邁進して行った情熱と熱意だけではありません。  欧州ではマイノリティのバスク人の貴族の息子として生まれ、インドでもマレーシアやインドネシアでも最下層の被差別の民、離島の少数民族、被差別迫害を受け山間部に移動した村々、ハンセン病の人々の中に積極的に入っていった事実を実感させてくれるという事。  沖浦先生の最後の著作のタイトルは『宣教師ザビエルと被差別民 』(筑摩書房)。名著、刊行されたばかりです。  それらの旅で、もちろん多くのイスラム教の国々、訪問地全てのイスラム教徒の暮らし振りや、穏やかで優しい人々に包まれる旅が続いています。写真ファイルはアウシュビッツでお亡くなりになられ日本のカトリック教会ともゆかりの深いコルベ神父が創設された『聖母の騎士』という雑誌の最新号に書いた拙稿。ご笑覧いただけましたら幸甚です。

 
 
 
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