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夜間中学その日その日 (1032)   砦通信編集委員会

  • journalistworld0
  • 1 時間前
  • 読了時間: 4分

 夜間中学の主役は夜間中学生     2025.05.31


「夜間中学」の主役は、「夜間中学生たち」一人ひとりだ!!

    その生命線を握っているのは、教師たち、一人ひとりだ!!

    それを、支え続けるのが、サポーターである

                つくり育てる会の一人ひとりだ!!

この原則が歴史の必然であり、永遠に不変である。

―夜間中学だけではなく、学びの場はすべてがそうだ‼

 子どもたちは親や教師を選べない‼

 教師たちは夜間中学の教師たちは、子どもたちが夜間中学生たちが

 持っている無限の可能性と本当の力を確信してもらいたい‼

そして、お父さん、お母さんたちも―

特に。世界中のお母さんたちに、声を大にして叫びたい‼

自分が生み育てた、大切な我が子を、たとえ世界中の人たちが見捨てても、お母さんだけは最後の最後までその無限の可能性を信じてあげてください―

 



 

髙野:2016年、尼崎市琴城分校であった近畿夜間中学校生徒会の役員代表者会で、奈良県橿原市の畝傍夜間中学生からストライキ―“授業ボイコット宣言”をして闘っていることを聞き、畝傍夜間中学に駆け付けた。生徒会役員からとりくみを聞いた。大阪に戻って、「『夜間中学』の主役は、『夜間中学生たち』一人ひとりだ!!」に続けて次のメッセージを書き、届けた。

 

2016年末、奈良県橿原市畝傍夜間中学生たちの

ストライキ―“授業ボイコット宣言”は「夜間中学」の

原点と生命線を、鮮明にしたばかりでなく、日本国

憲法の三権分立・主権在民・民主主義の基本を明確に

した、画期的な宣言である。

 学校=教師集団・生徒会・つくり育てる会の

  3者による―自主夜間中学から公立化への中で

  つくり育てた、輝かしい歴史―かつて、奈良の

3夜中に学べ!!と全国の夜間中学開設運動を、リード

した原点である。

 歴史に学べ―歴史に学ばないものは、

 個も、組織も社会も、民族も、国も、必ず自滅する。

 

―夜間中学の先生から「髙野さんは特別な夜間中学生」と夜間中学生全体からから切り分ける発言を聞くことがあるが、これは夜間中学生の力と可能性を信用せず、夜間中学生を見下した考え方ではないだろうか。教室の目の前の夜間中学生ひとり一人は髙野さんではないか。


―近畿夜間中学生徒会が立ちあがった就学援助補食給食存続の闘いがそのことを証明している。2021年から生徒会がとりくんだ、天王寺・文の里夜間中学存続の闘いも「『夜間中学』の主役は、『夜間中学生たち』一人ひとりだ!! その生命線を握っているのは、教師たち、一人ひとりだ!! 」を証明している。


 ―文の里天王寺夜間中学存続の闘いの先頭に立った門脇勝・生徒会長は、夜間中学に入学して初めて知ることになった、髙野さんの著書『夜間中学生 タカノマサオ』を読み、大きな影響を受けた。ヒントを得て、関係者にあたり、存続に向けた生徒会のとりくみを次々提起された。それまで経験したことのない生徒会の行動となった。記者会見を開く。大阪市会の各議員団事務局を訪問し要請行動を行う。徳島、高知、岡山、そして衆議院議員会館の場でマイクを持ち訴えた。各夜間中学生徒会の意見に耳を傾けつつ、次の行動を提起されていた。強い口調の発言の一方仲間の立ち上がりに気を配っていた。「髙野さんから後悔しないよう、やれることはなんでもやったらと云っていただいた」と自信をもって闘いの先頭に立っていた。


 ―2002年、髙野さんから韓国の識字学級生との訪問交流の提起を受け、始まった日韓識字文解交流で夜間中学生が学んだことの一つが「夜間中学で学んで、みなさんはどんな社会活動をしていますか?」と韓国の学習者からの質問をうけた。奪い返した文字とコトバでボランティアの社会活動に参加し、識字教室の先生に挑戦している韓国の学習者の姿に驚き、奪い返した文字とコトバで私たちは何をやってきたか?と夜間中学生は意識づけられた。

―転勤して、初めて夜間中学の授業を見た時「何やん?これが学校か?」大変ショックを受けた。時間はかかったが夜間中学生の行動に後ろからくっついていって納得がいった。東大阪の夜間中学2校存続の闘いの原動力は韓国の日韓識字文解交流で学んだ事が大きかったと、自分も交流に参加してわかった。


 ―生徒会活動は先生の指導下で行うことという考えに凝り固まった人たちに「先生の生徒会ではありません、私たち生徒の生徒会です。協力はしなくてもよいから、邪魔はしないでください」との夜間中学生の発言があった。

 

髙野:当時の荒川九中夜間中学の先生たちの姿は生徒の24時間をそして悩みや苦しみを知ろうと、職場や家庭訪問をしてプレス機の前に立って労働を体験する先生もいた。オレも雨で仕事がなかった時、家庭訪問や、職場訪問をする見城先生にくっついていって仲間の働く姿を見ることができた。学校で見る仲間の明るさと笑顔の正反対の姿を見た時、愕然とした。行政管理庁の夜間中学廃止勧告が出た時、学校にいる3時間だけの「明るさ」だけでなく、仲間の24時間を映画にしようと考えた。出来上がった映画には「行政管理庁の夜間中学廃止勧告反対」の一言もない。映画全体から、こんな実態があるのに国は夜間中学を廃止するのかと主張した映画が出来上がった。

 
 
 

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