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夜間中学その日その日 (546)

  • アリ通信編集委員会
  • 2018年1月21日
  • 読了時間: 3分

特別展「夜間中学生展」報告(1)

 特別展を終え一ヶ月になる。夜間中学を中心テーマに博物館のようなところで、特別展が実現できたらとの永年の夢が実現できたいま、とりくみのまとめをおこない、次への課題を明らかにしておきたい。

 まず期間中の参加者は小学校(9団体)362人、中学校(10)486人、高校 510人、大学(19)55人、夜間中学生(10)82人、自主夜間中学(13)23人、夜間中学卒業生(8)48人、夜間中学元教員(24)38人、夜間中学教員(11)46人、教員88人、教員研修(6)266人、研修(35)1196人、韓国など外国から(6)16人、一般34人、マスコミ(6)8人、合計3258人。

 主な内訳は卒業生:天王寺・菅南・守口・長栄・太平寺・八尾・畝傍・天理、自主夜間中学:仙台・福島・川口・松戸・吉野・南河内・穴生・城南・福岡・麦豆、行政:大阪府・高知市・高知県、大学:関西外大・奈良教育大・金城・宇都宮・専修・大阪大学・畿央・大阪市立・関西・神戸学院大・京都大学(院生)、・東北大、マスコミ:大阪日日新聞・ハンホスト・毎日新聞・NHK・フリー。

 特別展室の入口で、インジケーターで計測したわけではないが、博物館への見学申し込み、スタッフが聞き取りをしたり、面談をした人たち、提出されたアンケートを基に算出した人数である。

 来館者に記入、提出いただいたアンケートを基に、どのように見ていただいたかは、25回にわたって「夜間中学その日その日」で報告をおこなっている。

 私たちは企画展で追求したいこととして、次の6点を考えた。

①  夜間中学が今在ることの意味、夜間中学は果たす役割を明らかにする。

② 全国で展開されている、夜間中学開設するとりくみに寄与する。

③ 「夜間中学開設運動開始50年、さらにもっと夜間中学を」のとりくみの一環とする。

④ 関西の夜間中学は市民の運動で夜間中学を開設させてきた、夜間中学のあゆみである。

⑤ 従って、夜間中学生が主役、前面に、元気になる企画ととりくみである。

⑥ 夜間中学の学び「奪い返す文字や言葉は明日からの生活の知恵や武器となるもので、地域を変え、社会を変えていく力となる学び」「学びは運動につながり、運動は学びを育てる」を明らかにする。

 先日、校外学習で訪れた人権博物館で夜間中学生展にであった子どもたちの見学後の様子を伝える連絡があった。「学校の朝鮮語学級に参加し始めた子ども、学期末の親との懇談でリバテイー見学のあと、子どもの様子が変わったという親が何人もいたなど、担任の先生たちがびっくりするほど、5年生の取り組みが前進した」とのこと。子どもたちが書いた感想文を届けるという連絡があった。ここでも紹介したいと考えている。

 映像記録も完成させ、関係者に見ていただきたいと考えている。全てが達成できたとは思っていないが、展示物を前に、これら来館者との語らいと出逢いは次の夜間中学のあゆみを切り拓くコヤシとなる出逢いであったと考えている。日本から、東アジア、そして世界へと広がる一歩であった。

 
 
 

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