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夜間中学その日その日 (739)       細川英輔

  • journalistworld0
  • 2021年1月23日
  • 読了時間: 4分

高知からの応答「パネル展 夜間中学はいま」(3)     2021.01.23

「パネル展 夜間中学はいま」が2021年1月4日から18日まで高知市役所本庁舎1階多目的室で開催された。行政ではない、市民組織である、「高知県に『夜間中学』をつくる会」が主催されている。つくる会の細川さんから様子を伝える熱い報告が連日届いている。4月開校に向け、熱い想いのこもった報告だ。国会議員や高知市長、高知県人権啓発センターの「研修講師」5名が来場パネル展をご覧になったようだ。(編集部)




来場者数(「スタッフ」を含む)とアンケートの枚数は1月14日(木) 26名・10枚。1月15日(金) 31名・9枚。1月18日(月) 37名・7枚。合計 来場者 260名  アンケート 54枚であった。


1月6日のアンケートより(「書き込む」のがぬかっていました。)

〇夜間中学で学ぶ必要性があることがとてもわかる。

〇自由に学べた自分たちの世代は本当にありがたいことなのだと実感した。

〇夜間中学を知らなかったので、存在を知り、学ぶことの大切さを改めて知った。

1月12日のアンケートより

〇知らないことばかりなので参考になった。

〇出展作品の作文で、「ひらがな」と「カタカナ」で書かれていた。そして、漢字にルビが振られているのに驚きました。聞いてはいたが、実際に見るのは初めてで驚きました。

〇“学ぶ”ことに喜びを感じている生徒のみなさんの笑顔に熱いものを感じました。修学旅行を楽しみにしている生徒さんもいらっしゃると聞き、学ぶ場・居場所づくりの大切さも感じます。ありがとうございました。

〇人々の熱い思いが伝わってきました。

〇様々な事情で学ぶことができなかったけれど、今、一生懸命学んでいる姿が写真や書道を見て、伝わってきました。外国の方もおいでることを初めて知りました。自分たちが今、学校で学んでいる、学べていることは、とてもありがたいことなのだ、と感じました。高知の夜間中学にて、より多くの方が、学ぶ機会が増えていくとよいと思います。

〇生涯「学べる」場所があるということは、その人の生きる糧ともなるので、

夜間中学がもっと全国に普及して、皆が学べるようになるといいですね。自分より年上の人も一緒に頑張っていると励みになりますよネ!学びが自信になり人にもやさしく、世の中がもっと平和になると思います。これからも、ガンバレ☆ ガンバロウ☆ 一緒に。

〇活動がんばってください。

○細川様、お早う御座います。毎々有り難う御座います、意岐部中学校夜間学級の門脇勝です。今朝は何年か振りの外は雪ですが、私の50年以上付き合いのある友人(四万十出身で大阪府松原市在住)が「高知に夜間中学が出来るらしい」と彼の妹から話があったと、先程知らせてくれました。彼女は現在広島在住らしいです。話の経路は分かりませんが嬉しい一報です。確実に開校が周知されていましす。ご報告します。(2021年1月12日付け メール)

1月13日のアンケートより

〇学ぶ場所や機会を奪われた人たちの勉学に対する熱い想いを感じました。今春開設する高知県の夜間中学校に期待致します。

〇夜間中学は」必要だと思います。

〇「学び」という事は、単に勉強するという事ではなく、その意欲を持った者とその同志とのコミュニケーションの力を感じます。

〇このパネル展は大変意義のあるものだと思います。現在の日本において、いまだに字が読めない、書けない人たちが存在する現実は大きな課題で、そんな人たちの学ぶ機会ができることに大きな期待をしたいと思います。夜間学ぶことは大変な苦労だと思います。学ぶ人たちへの諸々の援助も必要だと思います。

〇学ぶことの大切さ、学ぶ場所があることの大切さ。人生のどの時点からでも始めることができる。展示されている作品や記事を見ると、とても痛感します。


1月18日

午後にも「貴重な」出逢いがありました。パネルや新聞記事、そして、県教委がつくったポスターを熱心に見ている50歳くらい(だと思います)がいらしたので、「夜間中学に関心があるのですか?」と声を掛けました。その男性は、「私は、こんな学校ができるのを待ち望んでいました。この4月の入学はいろいろあって無理ですが、私の妻は外国人なのですが、来年には、妻か私かどちらかが入学したいです」と話してくれました。

この男性のように、「夜間中学」を必要としている人は、他にもたくさん居るはずです。その人たちに、「高知の夜間中学」のことが届くように、私たち「つくる会」も広報をつづけていきます。


(編集部)掲示されたパネルは、産経新聞の「夜間中学はいま」(2019.03.16~2020.03.25)連載の記事から生まれた。紙面に登場した夜間中学生だけでなく、夜間中学生は勇気づけられたと思う。獲得した文字とコトバで社会を見つめ、考え、仲間が語る学ぶことの意味に賛同し、鉛筆を固く握りしめたことだろう。パネル展の記事や写真は参観いただいた高知のみなさまに大きなインパクトとして受け止めていただいたのではないだろうか。私は大阪府立中央図書館で開かれたパネル展をみて、大げさではない、身震いした。そして奥歯をかみしめた。一瞬を捉えた、よく知る夜間中学生の表情は、私は見たことがなかった。見逃していたのだ。恥ずかしい限りだ。

 
 
 

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