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「沖縄通信」第111号(2016年1月)-1 Journalist Worldジャーナリスト ワールド

  • 西浜楢和
  • 2016年3月18日
  • 読了時間: 8分

みなさんへ

 ジャーナリストネットはジャーナリストワールドとして生まれ変わりました。

沖縄問題について深めることもテーマの1つであり、まず琉球大学大学院生で沖縄現代史を研究している西浜楢和さんがこれまで毎月1回を原則として「沖縄通信」を転載することになりました。これまで知人に送付されてきたのですが、ジャーナリストワールドでも転載の許諾いただくことになりました。

 2016年1月から配信された「沖縄通信」から転載します。

 写真は西浜さんの写真を原則としていますが、とりたてて明記したものは写真家豊里友行さんの作品を掲載します。

 豊里さんは、沖縄在住の写真家で、辺野古の写真集などを刊行しています。

 今後、連載を続けます。 編集担当 川瀬俊治

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「沖縄通信」第111号(2016年1月)

講演会「沖縄平和運動センター議長・山城博治が訴える!

オール沖縄会議とともに、辺野古新基地建設阻止!」を開く。

 Stop!辺野古新基地建設!大阪アクションは、2015年12月18日(金)に沖縄平和運動センター議長の山城博治さんをお招きし、エルおおさかで講演会「オール沖縄会議とともに、辺野古新基地建設阻止!」を開きました。大阪教区沖縄交流・連帯委員会も呼びかけ団体の一つになっている市民グループが主催する集会なので、どのくらいの参加があるのか詳しくは掴めず135名の会場を取りました。資料は150部用意しました。ところが、当日は220名を超える参加があり、消防法の関係から急遽、隣りの部屋も借りることにし、そこではモニターで山城さんの話を聞いていただくことになりました。

 以下は、山城博治さんの講演要録です。

  • 戦線に復帰しました。 

 会場凄い、一杯、熱気もムンムンですネ。みなさん!戦線に復帰しました。ご紹介いただきました山城博治です(鳴り止まぬ拍手)。お呼びいただきまして、本当にありがとうございます(拍手)。

 4月24日(金)に入院し8月26日(水)まで約4ヶ月治療をしました。とりあえず元気になったことをまずご報告します(拍手)。ありがとうございました(拍手)。10月4日(日)から現場に復帰し、警視庁機動隊がやって来た11月4日(水)からは、心配でたまらないのでそれまで  と同じような行動を続けるようになりました。今は朝6時からゲート前に立っております。沖縄市に住んでいるので朝4時起き、4時半出勤、6時前には現地に着くという毎日を過ごしています。

 ご案内のように辺野古は人数が増えてゲート前に座り込むと工事が止まるのです。今、毎週水曜日、仲間たちが500名から1,000名が集まって工事を止めています。残念ながらその翌日の木曜日には、満を持した機動隊がまた総がかりで襲いかかってきます。実に昨日のことですネ、木曜日。300名ほどの機動隊がやって来て、座り込んでいる150名ほどの仲間たちを次々排除して、いつものように仮設のオリに閉じ込めて、工事車両がどんどん入っている。しかし水曜日には止めることができているので、私たちの今の希望は週1回のこの行動を週2回、出来たら3回に拡げようと訴えているところです。

(筆者注:オール沖縄会議は12月29日(火)に開いた初の幹事会で、毎週水曜に実施している総行動を木曜も実施することを決めた。)

 先週の12月5日(土)、また私は身柄を拘束されてしまって“もしかしたら18日(金)は大阪に行けないのかナァ。19日(土)、多田謡子反権力人権賞の受賞式にも行けないのかナァ”と思っていましたが、幸い一晩で出てこれました。(筆者注:多田謡子反権力人権賞は、29歳で死亡した多田謡子を記念して、多田の遺産をもとに1989年に創設された。毎年、自由と人権を擁護するために活動しているとされる個人または団体に贈られ、2015年は山城博治さんほか2名が受賞した。)

  • 帽子と手拭いのスタイルになったわけ 

 この日の講演会のチラシの写真が、トレードマークの帽子と縞模様の手拭いスタイルのものだったので、ここで山城さんは同じ帽子と手拭いを着用した。拍手が鳴り止まなかった。

トレードマークの帽子と縞模様の手拭い

12月14日(月)に持たれたオール沖縄会議の結成大会でも現場のスタイルでやらせてほしいと頼んでこの帽子と手拭いで挨拶をしました。昨年2014年夏に座り込みを始めた時に、あまりの灼熱に唇が全部ただれて、2ヶ月ほど水をラッパ飲みできない、食事もできないのでパンをちぎってのどに放り込んでいた。最初はマスクをしていた。サングラスをしていた。でもこれは不気味(笑)。

 それでサングラスをとりました、マスクもとりました。唇がただれるので髭を生やしました。髭の伸び具合が遅くて唇まで被らない。そこでタオルを被った。短いのではダメなので長いのを使った。これだとマイクも使える。そうしていると段々イメージが出来てしまって、違う帽子を被ると「あの帽子はどこにいったか?」、違う模様のタオルを使うと「あの縞模様のタオルはどこにいったか?」と言われるのです(笑)。

でもこのスタイルも効用があるかなぁと思います。東京から来た警視庁が手を出せない。「あの縞模様のタオルの男には手を出すな」となっている。最初11月4日(水)に警視庁が来た時に、マイクを持って突っ立っていた私とすれ違いざま、いきなり東京の機動隊員に「どけ!」と言われて、どつかれたのです。私は抗がん剤治療のために胸にポートを埋め込んでいます。そこを力任せにどつかれた。潰されるとまた切開して埋め込まねばならない。それで沖縄の機動隊の責任者に抗議したわけです。「いくら警視庁が山城を知らないと言っても、病み上がりで胸にポートが入っているのに、それを力任せにやるとは許せん!再入院したらお前たちの責任だぞ」と言ったら、それからは段々少なくなってきました(笑)。手を出しません。このタオルと帽子のせいだと思います。そういうことなら重宝しようと思います。もう帽子も穴があいている。実は抗がん剤の治療で頭がツルツルになって、帽子はたくさん持っているのですが、ほかの帽子は被れないので、この帽子を大事にしていきます。

翁長知事とともに 

 この日は講演の前に「速報 辺野古のたたかい 2015年8月~11月」を上映した。

今、翁長知事の映像がありました。しかし見事ですネ。言葉に熱がある、うそがないからですネ。本物の思いから発する言葉というのは、“そうだ、そうだ”と共感を持たれる。人々を売って自分の腹を肥やす人間が俗に言う今までの政治家だった。ところが翁長さんを見て、政治家でこういう人がいるのだと初めて感じた。自分の言葉を持っている。有権者に依拠している。向かって来るであろう様々な障害を乗り越えて自分の政治信念を貫こうとする政治家が出て来た、野党ならいざ知らず。権力を行使する人、そういう発言をする人というのは、私たちも長年現場で運動してきたが、初めてじゃあないかと思う。あの人の言葉にはウソがない。今、私たちは立派な知事を抱いて、我々自身も決意を固めて“引けない闘い”じゃなくて、“進む闘い”を進めていく(拍手)。そういう立ち位置にいる。

立ち見も出た超満席の会場

そうすると名護市長も元気が出た、議員たちも元気が出た、現場も尚更元気が出た、闘える、今なら闘える、よし、今闘おう、今闘わないでいつ闘うのだ。今、勝たなければずーっと勝てない。

 戦後70年、日米両政府にやりたい放題やられてきたけれど、いつも悔し涙ばかり流してきたけれど、今闘わなければ勝ち目はないハズだ。一度でいいから勝ってみたい。たとえ勝てないとしても、精一杯闘った、今の世代は翁長さんとともに身体の限りをつくして頑張り抜いたということが歴史に残る。そのためにみんな生きよう、そのために声を上げよう。ゲート前に集まっているみなさんはそんな想いだと思う。そんな想いでゲート前は動いています。素晴らしい空間です、不思議な空間です。 感動と感激の辺野古ゲート前 だから、現場に立っていて毎日が感動だし感激です。生きていて良かったと思いますヨ、みなさん(拍手)。現場に戻りたい、現場に帰りたいという一心で治療をしてきましたが、こういう人たちと出会えて、戻れて良かった。闘えるなら最高だ。ここで命落ちるものなら落としてみろ。ここで命果てるなら果ててみようじゃあないか。しかし最後まで闘いに立つ!そんな思いがします(拍手)。

 私たちは辺野古総合大学だと言っていますが、ゲート前は面白い。歌もあるし漫談もあるし講話もあるし、様々です。その後ろにあるのは希望でしょう。ゲート前は全部手探りで運動を始めました。変わらない信念があったのは、辺野古の闘いは全国の支援なしでは闘えないということ。時々、真面目な方が「沖縄のことを思うと中々沖縄に来れなかった。初めて沖縄に来ました。辺野古に来るのに躊躇しました」と言われる。しかし私たちが言っているのは「みなさんのように良識的で理解のある方が躊躇したら、一体誰がゲート前に来てくれるのですか?みなさんのように理解ある人が来なければ、ここはガラですヨ。そういう遠慮は要りません。もし十分知らない方なら、ゲート前に来て話してください。ゲート前で語り合ってください。ゲート前で座り込んで学んでください。そして自らのものにした暁には、それを持ち帰って広めてください。それが交流で連帯じゃないですか」と言い続けてきました。そういう意味では、今全国から来られるようになって本当に嬉しく思います。みなさん、辺野古に行くのに遠慮は要りません。(つづく)

 
 
 
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