9・21講演会へのお誘い 大阪 「迷走するアメリカ大統領選」 Journalist Worldジャーナリスト ワールド
- 川瀬俊治
- 2016年9月17日
- 読了時間: 4分

9・21講演会へのお誘い
「迷走するアメリカ大統領選」(※当初ビラより内容を深化) ジャーナリスト 菅谷洋司さん 講演会
9月21日午後6時半~ エル大阪 会費1000円 (サンダース研究会、Jcl、J-NET共催) 問い合わせ 090-82「34-0077 (事務局)
1、 「どのような役割」を持った人物を選ぶ選挙か? 対外的な意味・超大国アメリカの最高司令官(Commander in Chief )を選ぶ選挙 ・世界で突出した軍事予算 前世界の約40% ・建国以来、現在に至るまで戦争を続けている国 ※内戦を除けば、自国外で戦争をし続けた数少ない国のひとつ ※アフガニスタン、イラクに派兵中。空爆はどこへでも ・核の先制攻撃を放棄しないことが明らかに ・国外に突出した軍事力を展開している国 30%は日本に駐留 ・在日米軍、在沖米軍、在韓米軍の最高司令官はアメリカ大統領 ※アメリカが関わった戦争のリストと戦死者数 https://en.m.wikipedia.org/…/United_States_military_casualt… ※
2、 大統領はどのような「国家」の最高権力者になるのか 基本認識・アメリカは広い国。東西の時差は3時間。 ・ニューヨークからロスアンゼルスは、東京−マニラの飛行時間 ・日本の25倍。カリフォルニア州が日本とほぼ同じ大きさ ・人口約3億3000万人 →先進国でほぼ唯一人口が増えている国 ・多様な人種 黒人人口約13% 4000万人以上がマイノリティー ・貧困 西欧先進国では最大の貧富格差 (アメリカは先進国なのか?) ・接する国境が二つしかない。(カナダとメキシコ)ある意味では島国 ・連邦制国家の制約 (連邦政府と州政府の関係)・「不法入国」移民1100万人の存在 ・事実上の2大政党独裁国家 ・国粋主義的ファシズム完成への予感 https://www.google.co.jp/maps/@23.6794842,-147.5892464,3z 地理的地図 http://www.270towin.com 選挙図 →APの予測図へ 3、 どのようにして大統領は選ばれるのか ・予備選、本選とも間接選挙(代議員、大統領選挙人を選ぶ選挙) ・全国総得票数で勝っても、選挙に負ける→ゴア−ブッシュの例 http://uselectionatlas.org/RESULTS/national.php?year=2000 ・選挙運動期間は一年半以上 投票日は11月8日(火)
4、今年の選挙で誰が選ばれるのか ・ヒラリーの可能性に疑問符→Eメールゲート、ヒラリーの持病を米メディアは指摘 ・トランプが勝つ可能性はそれでも低い→選挙人数で270の過半数 ・各種世論調査 ※CNNの一例(全国集計でトランプが抜く) ・ふたりを「信頼しない」が国民の六割・両者とも全有権者の9%で予備選指名獲得 ・ヒラリーとトランプの微妙な関係 →Trump is a Hillary’s Plant ※トランプはヒラリー当選のための回し者?
5、クリントン−トランプ以外の大統領が選出される可能性 ・サンダースの可能性、ジョー・バイデン現副大統領の名前も ・ウィキリーク発表がどのようなものになるか→ヒラリー逮捕の可能性 ・270人の過半数を獲得する候補がいない場合→下院での選出 ・同時の下院選挙でいずれが多数に→共和党エスタブリッシュメントが好む大統領の選出
6、 「嘘つき」ヒラリー、「はったり」トランプに「最高司令官」は無理 ・ふたりのどちらがなるにしても、制服組の発言力が強まるだろう。 ・制服組を文民統制する国防長官が誰になるかで行動予測がつく。 ・ヒラリーの好戦性とトランプの現実性 ※ヒラリーは民主党へのハッカー攻撃でロシアを批判した時に、ロシア へ向けた軍事的対応に言及 ※トランプは日本などに在外米軍の駐留経費負担を求める。核武装も ※Commander in Chief Forum(NBC)での発言 朝鮮半島情勢への影響 ・北朝鮮は攻撃目標になるのか? 軍事的オプションとしての先制攻撃 ・イラク開戦がなければ、ブッシュの北朝鮮攻撃はあり得た ・クリントン政権は対話を進めた(オルブライト長官の北朝鮮訪問) ・中国との対決がアメリカにとって最重要 ・北朝鮮の核実験へのふたりの反応 ・トランプは金正恩との直接対話をすることを表明していた ・核搭載可能のB1爆撃機2機のグアムから韓国への派遣
7、 ヒラリーの私用メールサーバー事件とクリントン財団の腐敗 ※金がすべてのグローバル時代の腐敗構造
8、 サンダース善戦の意味とサンダースのこれから ※ Occupy Wall Streetの延長線上
9、 アメリカはどうなる?→南北戦争以来の第2次内戦と国家分裂への予感
10、 日本はどうする? ・アメリカの実像を流動的にとらえて、検証する必要性 ・日本国民のための最善の道はなにか? ・是々非々外交の必要性 ・アメリカ民主化を求めるサンダース支持層らとの連携 ・「戦争をしない」、「アメリカの戦争に巻き込まれないこと」を最優先 ・「戦争屋」と呼ばれるヒラリー当選の場合、日本と世界は要注意