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常本一さんを忍ぶー15日に8人が参加し、人柄、仕事を語る Journalist World ジャーナリスト・ワールド

  • 川瀬俊治
  • 2017年6月17日
  • 読了時間: 2分

 ジャーナリスト・ネットの設立メンバーであり、研究テーマである「平和学」の成果をウエブで発表してきた常本一さんが3月に急死されました。享年59。  「3月に」とあいまいな表現をしましたのは、亡くなられたのは、3月2日の夕方から3日の午前までとされているからで、3月1日には広島から来られた方に大阪の戦争遺跡を説明するフィールドワークをやられていたからです。元気そのものでしたから、訃報を聞いたわれわれは驚くばかりです。大動脈剥離 という病名だそうです。なんとか助かることができなかったのか、と悔やんでも悔やみきれません。  6月15日午後6時から、大阪で常本一さんを忍ぶ会を開きました。ジャーナリスト・ネットからは池田さん、三室さん、北口さんと川瀬の4人が、常本さんが勤務していたピースおおさかをめぐる裁判を闘われている4人の方がそれぞれ参加しました。この日の午後、大阪地裁での裁判で、残念ながら敗訴した原告と支持者です。  ピースおおさかは従来の加害の史実展示を急きょ廃止し、被害の事実を中心に変えたことは、海外まで知られた蛮行なんですが、学芸員だった常本さんは抵抗を試みたものの展示変更が強行されたのです。

 常本さんは抗議してピースおおさかを辞職し、以降は「平和学」研究に没頭することになりますが、収入は大学と高校の非常勤講師だけでという苦しいものながら、平和運動や、この間、著書は韓国語でも発表された『脱戦争・宿命論からの「解剖学」』のほか、戦争勃発の発生を原理的に究明する書籍『戦争と平和の「解剖学」』が主著です。いずれも東方出版から刊行しています。  15日に忍ぶ会では、常本さんが礼節を重んじた方であり、高校の授業は評判を呼び、毎日新聞にも大きく報道されたことや、ピースおおさかの歴史修正を糺す裁判で闘うことは常本さんの遺言でもあると位置付けされました。  池田さんが見つけていただいた常本さんの10年の出版記念会の写真をテーブルに飾り、参加者全員で献杯して、冥福を祈りました。今後その遺志を受け継ぎ、歴史修正主義の嵐に立ち向かうことを誓いました。

 
 
 
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