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NHK-ETV 『原爆と沈黙〜長崎浦上の受難』素晴らしき被差別部落を見据えたドキュメント 再放送は8月17日午前0時 Journalist World ジャーナリスト・ワールド

  • 北口学
  • 2017年8月12日
  • 読了時間: 2分

「原爆が投下された長崎浦上地区。カトリック信者と被差別部落の人々は、戦後ながく被爆体験を黙して語らなかった。差別と闘い、やがて体験を語り始めた浦上の戦後を描く。 72年前の8月9日、原子爆弾が投下された長崎・浦上地区。古くから弾圧を受けてきたカトリック信者、そして被差別部落の人々が暮らしていた。生き残った被爆者たちは、戦後長きにわたって自身の被爆体験を語らず、沈黙してきた。差別があったからだ。しかし、後世に自分たちの体験を伝えようと、近年、重い口を開き始めた。差別と闘いながら、生き抜いてきた長崎浦上の人々の戦後を描く。」  先月巡った場所、高山文彦さんの新著も浦上キリシタンと被差別部落がテーマでしたね。出演されていた長崎研究所の阿南さんの著作に、「キリシタン パードレ(神父)やキリシタンの処刑は出来ない」と、処刑前日村人全員が夜逃げした長崎の被差別の刑吏のムラの史実、ころびキリシタンが非人身分にされ、キリシタン捕縛担当刑吏にされてきた、そのような「悲田院文書」の近年の類族改宗門人別帳分析や、キリシタン弾圧末期、隠れ隠していたのもハンセン・コミュニティや河原というパードレ捕縛地点と被差別民の深い関係などもここ10年明らかになっていて、単にキリシタンと被差別部落が対立だけではなかったという部分が少しでも言及あればとは思いました。素晴らしい番組でしたね。

ザビエルの教えを人々に広げたのは最底辺の放浪視覚障害の琵琶法師でした。有名なのはロレンソ良斎で長崎26聖人記念館艦長の結城さんの『ロレンソ良斎』という書籍には「長崎のエタ村出身」と書かれています。日本におけるキリスト教布教の最大の功労者です。 山口県でもザビエル大講堂正面の駐車場わきにダミアン山口の慰霊碑があります。彼は山口県のエタ村出身と記述されており山口の視覚障害を持つ放浪の琵琶法師。山口県で牛4頭によって4つざき殉教されています。現在山口県視覚障害者カソリック信者の会は「ダミアンの会」と言います。 長崎出島が唯一開港されるまで、一時的に南蛮船寄港及び寄港地候補地6箇所全てが被差別の海添いの村であり、最終的に出島になったという記述もあります。

 私の2012年大阪市教委管理職研修講演を事務方がまとめてくださった文章もアップしておきます。

 
 
 
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