DVD『「ホームレス」と出会う子どもたち』&『私の中のわたしたち 解離性同一性障害を生きのびて』オルガ・R・トゥルヒーヨ著 国書刊行会2500円。 Journalist World ジャーナリスト・ワ
- 北口学
- 2017年10月31日
- 読了時間: 2分

大学から住吉に寄り用事を済ませて、玉出の交差点から「スーパー玉出」前を通過、異様な要塞のような西成警察署の隣、釜ヶ崎のど真ん中にある『こどもの里』に。毎年教材として使うDVD『「ホームレス」と出会う子どもたち』2800円を購入。素敵な学生や新たに見て頂きたい人にプレゼントしちゃうから、毎年購入する羽目になっています(笑)。うちの学生は天王寺駅を利用する率95%。だから「ホームレス」と呼ばれる人々は日常的に身近な存在。しかし人権問題や差別の問題として理解しなければならないのに、ほとんどその取り組みは公教育の中に教材として存在していません。

このDVDを利用した講義で学生たちの意識が劇的に変わるのは受講後のレポートにはっきり現れています。「こどもの里」や「山王こども会」が取り組んでいる釜ヶ崎や日本橋、天王寺エリアの「子ども夜回り」に参加したいと書く学生は4年制では5%、短期学部は3%かな?短期学部の学生たちは本当に多忙。保育学科の学生は10日まで実習にでています。 古い付き合いの荘保さん、ドキュメント映画『里に来たらいいやん』でご存知の方も全国に増えたでしょう。私と釜ヶ崎との付き合いは30年ほどになります。 荘保さんが、「あなたは絶対読まなあかん本があるねん!もう、凄いで!ビンビン解るねん!」と。 「それやったら、絶対買うわ!!」と私。その場でダンボール箱から一冊。『私の中のわたしたち 解離性同一性障害を生きのびて』オルガ・R・トゥルヒーヨ著 国書刊行会2500円。 非常に楽しみな一冊。

帰路、阪神高速が事故渋滞、仕方が無いので梅田で降りて新御堂筋から万博「太陽の塔」を眺めながら帰着。