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夜間中学その日その日 (542)

  • アリ通信編集委員会
  • 2017年12月18日
  • 読了時間: 3分

特別展「夜間中学生展12.16」(25)

 「『えらいもんを見てしまった』何も知らずに来たことが恥ずかしい。差別、貧困、戦争をなくす、減らすために自分も何かせねばならないと思います」(50代 会社員)。

 大阪人権博物館特別展「夜間中学生」展最終日のこの日も、多くの来館者があり、途切れることがなかった。さまざまな出逢いがこの特別展示室で繰り広げられた3ヶ月であった。

「3ヶ月も開催されていたので、そのうち来れると思っているうちに最終日になってしまっていました。昨日来館されたキムさんがフェイスブックで教えてくれて、最終日になんとか来れてよかったです。教員として学ぶことばかりでした。学ぶことの意味を教えられました」(50代 教員)

「『文字を手にする・・・』『学ぶ・・・』このことの意味を改めて考えます。すべての人が本当に安心して自分の命を生きていくために、私も差別をなくすために学び、差別をなくすために、生きたいです」(40代 教員)

 展示物と向き合う来館者との上のような対話を聞くと「特別展ができてよかった」と思う。1966年、夜間中学廃止の国の勧告にたいし、この大阪で、夜間中学開設の運動が実現。それから半世紀を経て、夜間中学生の学びと活動を通した主張ができたことの意義は大きいと考える。

「夜間中学校を開設したり存続させるためにあらゆる運動や集会がおこなわれてきたことを初めて知った。今までごく普通に小、中、高校と進学してきた自分にとって、学ぶことがこんなにも素晴らしく必要なことなんだなと改めて実感した。大学では教育福祉を学ぶので、現在過去に関係なくあらゆる問題と向き合うと思う。夜間中学校についてももっと知っていきたいと思う」(10代 高校生)

「憲法にうたわれた基本的人権、特に教育を受ける権利がいまだに保障されていないことを初めて知りました。声をあげなければ動かない行政、私は違う場で声をあげていますが、頑張りましょう。憲法を生かしひとりひとりが個人の尊厳が大切にされる社会の実現をめざして」(60代 無職)

「髙野さんにお目にかかり、その情熱にふれて感謝です。文字や力や学びへの憧れを改めて知りました。母の世代への感謝が胸にこみ上げました。自分の店を臨時休業してきたかいがありました」(50代 自営業)

「ひとつひとつの展示物に胸がいっぱいになりました。私自身は学ぶことに不自由なく生きてきましたが、ここまで真剣に学んだことがあるだろうかと恥入るような思いと、目を開かされた思いでいっぱいです。この展示をしてくださってありがとうございます」(30代 アルバイト)

「教師になるということは覚悟が必要ということをこの企画展を通して改めて教えてくださいました。ありがとうございました」(40代 教員)

「とてもよい展示でした。最終日に見に来れてよかったです。ありがとうございました」(40代)

「展示よく見ました。髙野先生の闘争と闘争日誌、そして誠実で真面目な記録本当にすばらしいと思いました。『はなすこと、かくこと、もじをうばわれないまなびは みんなのけんり』ということもわかりました。かんどうてきなてんじ ありがとうございます」(30代 韓国からの旅行者)

「私は2010年天王寺夜間中学の卒業生です。この度髙野雅夫さんが私たちのために立派な施設で発表され本当にありがとうございます。私はこれまで2回訪れても多くの人に出逢い昔の生徒時代を思い出しています。今後とも夜間中学を忘れさられないよう皆様頑張りましょう」(80代 夜間中学卒業生)

「ほんとうにありがとうございます。こんなりっぱな とくべつてんを みられて むねがあつくなりました」(60代 夜間中学卒業生)

 お忙しい時間を割いてお越しいただいた皆様、思いのこもったメッセージありがとうございました。

 
 
 
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