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琉球・読谷村 金城実さんとの夜道

  • 川瀬俊治
  • 2018年3月21日
  • 読了時間: 2分

沖縄の読谷村にいる。一昨日の夜、午後9時20分ごろ、彫刻家金城実さんと自宅から2キロ離れた琉球村近くのレストランで食事をしたあと、帰路、徒歩で自宅まで向かうなか、ふと東の夜空を観た。

なんと、次々とヘリコプターが2箇所に降りて行く。その数、7機。1機は再び飛び立った。

ヘリコプターが降りる読谷のあの地域には民家群だ。何かあったにちがいない。

金城さんは東の空を見つめてわたしに言った。

何かかパーと光かったようだ。

わたしは応じた。

おかしい、おかしい、おかしい。

何かある。

米軍のヘリコプターの墜落事故が相次いでいる、東の空の異常なヘリコプターの離着陸に、無反応でいるはずはない。

おかしい。

金城さんは地元の村会議員を電話で知らせた。現場に行こう!

議員の車で読谷村楚辺を通り、20分は走っただろうか。ヘリコプターはどこにも降りていない。緊急事態が発生した様子もない。どうなっているんだ!

わたしが更に東の空を見ると、1機のヘリコプターが降りた。今度はより近くに見えた。村会議員は、嘉手納基地のヘリコプターだ、と叫んだ。

嘉手納基地着陸するヘリコプターを読谷村の海岸べりの道路から、離着陸場所ではない読谷で降りている、と勘違いしたのだ。

何もなくよかった!と、胸をなでおろした、ということでチャンチャンとなるわけではないたろう。

沖縄の人たちは相次ぐヘリコプター事故でものすごく敏感になっているのだ。ヤマトンチュウのわたし一人で歩いているなら、何にも思わず通り過ぎていただろう。80歳になる金城さんはそうではなかった。

夜の10時を過ぎていた。嘉手納基地周辺の住民が爆音。それはたまらない。こういう被害が半世紀をゆうに越えている。

ノー天気なわたしでおれない。

 
 
 
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