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2018/11/16-18 大阪富田林市の映画祭がすごい!

  • 北口学
  • 2018年10月27日
  • 読了時間: 2分

大阪府富田林市の女性たちが頑張って開催される寺内町シネマは11月16日ー18日開催です。映画上映の後のその映画に関するトークをする役割を依頼していただき、選んで頂き光栄な事と思っている次第でございます。私の顔を見てやろう、拙い話を聞いてやろうという方、どうぞお越しくださいませ。私の担当作品はシリアを舞台とした若い女性がミニFMを立ち上げ人々を勇気付け続けているというドキュメンタリー映画。中東情勢やイスラム教についてお話をいたします。お近くの方、お越しいただけましたら幸甚です。

 17日と18日に上映される2010年イタリア映画『むかしMattoの町があった』はイタリア精神保健改革の父と呼ばれるフランコ・バザリア医師を描いた伝記ドラマ。5時間の超大作でございます。Mattoとはイタリア語で「狂った人」という意味です。入院患者に対する非人道的な扱いに衝撃を受けて精神科病院をイタリアで廃止したバザリア医師。  30年ほど前にバザリア病院を訪問いたしました。イタリアのトリエステという町。閉鎖病棟を廃止した病院の壁には「治療は闘争だ」とのペンキでの大書がまだ残っておりました。

 トリエステが、精神医療の諸問題を打ち抜き、解決し、欧州中のサバイバーや患者さんの楽園として有名になって人々が世界中から集まっていた頃の話です。日本では私がトリエステを訪問する10年ほど前から朝日新聞記者による潜入取材『ルポ精神病棟』が話題となっておりましたし、私もその内容に衝撃を受けたもの

です。また、看護師たちによる拷問に近い患者さんへの扱いや懲罰などがメディアで話題となったり、患者さんを死亡させた病院も大和川沿いという身近な場所での事件であった事も、私の記憶に深く刻まれ、関心を持ち続け、トリエステ訪問の旅となった訳であります。  この作品、一作で5時間の映画というのはテオ・アンゲロプス監督作品『旅芸人の記録』など思い出しますが、1日に何度も上映できないために映画館は利益が少ないと上映されません。この機会を逃されぬよう強くご来場を祈念いたします。素敵な作品ずらり。すごいですよね。

 
 
 
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