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梅原猛先生を偲ぶ

  • 川瀬俊治
  • 2019年1月16日
  • 読了時間: 2分

梅原猛先生を偲ぶ 梅原猛先生が亡くなられた。学生時代に自宅で仏教経典の輪読会に参加、親鸞の教行信証や法華経、さらにはニーチェのツアラストラはかく語りの原文を読んだりした。2年は通ってたが、教行信証の信の巻の解読で褒めていただいたことだけ鮮明に憶えている。自慢話ではなく、そういうことがほとんどなかったからだ。 そのころ、角川書店から仏教の思想が刊行され、貪り読んだが、いまも書店に並んでいる。先生の地獄の思想もそうだ、書かれたものは長く残っている。立命館の哲学誌に掲載された笑いの哲学論は最初のまとまった作品ではないか。 仮説をたて論証していく思考法は、数学的方法で大胆な書としても緻密に論証されたものだ。密教の評価をされたのは、自身の芸術的資質とおおいにむすびつく。

ポスト近代を追求され、ハイデッカー、宮沢賢治、ニーチェを高く評価されたと思う。 大学卒業後、一度、京都市役所近くで開かれた印税を寄贈される集いに参加しただけで、左京区北白川の自宅から和辻哲郎宅に転居されてからは、一読者として先生の著述を追うだけになった。最近は神仏習合を学びたいとされているのを読んだ。梅原日本学からは当然向かわれるデーマだと思って拝読した。 この一年は体調がすぐれなかったと報道で読んだ。ご冥福をこころから祈ります。

 
 
 
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