夜間中学その日その日 (662)
- 夜間中学生砦・夜間中学卒業者の会
- 2020年1月21日
- 読了時間: 2分
第1回 集い 「夜間中学 いま の課題を語る」ご案内
夜間中学で学んだ人、夜間中学に勤務した教職員、そして賛同いただく市民の人たち、〝この指たかれ〟ではないですが、夜間中学のこと、私たちができることを引き続きとりくんでいこうという想いで2019年12月21日、「夜間中学生砦・夜間中学卒業者の会」発会集会を行い、あゆみをはじめました。関西夜間中学運動51年目の2020年、本年もよろしくお願いいたします。さっそくですが、下記の集まりを行います。さそいあって、ご参加ください。
第1回 集い 「夜間中学 いま の課題を語る」
日時 2020年1月26日 (日)13:00~16:00
13:30開会
ところ 東大阪市立市民多目的センター(TEL 06-4307-4690)
東大阪市高井田元町1-2-13
JR・近鉄 河内永和駅徒歩1分
参加者が「夜間中学 いま の課題」を発表し、議論し、深めたいと考えています。奮ってご参加ください。

2019年1年間の新聞報道を分析した「夜間中学その日その日 660」の投稿にあったように、夜間中学開設に向けて動き始めた各自治体の動きを伝える記事が40項目を数え、18府県、15の市で何らかの開設にむけた動きがあることを伝えていた。
その内訳は「札幌市」・「徳島県」各10、「群馬県」9、「相模原市」8、「常総市」・「高知県」「岡山県」・「香川県」各6、「神奈川県」5、「山形県」「仙台市」・「静岡県」・「京都市」・「三重県」各4、「川口市」・「栃木県」・「京都府」・「和歌山県」各3、「岡山市」・「佐賀県」・「愛知県」・「山梨県」・「大牟田市」・「沖縄県」各2、「南相馬市」・「宇都宮市」・「埼玉県」・「松戸市」・「千葉市」・「長野県」・「豊橋市」「姫路市」・「兵庫県」・「鳥取県」・「島根県」・「備前市」・「愛媛県」・「福岡県」「佐賀市」・「長崎県」各1だという。数年前とは比較にならない大きなうねりが起っているといえる。
学びを求めている人たちに1日でも早く夜間中学が届けられることを願っている。と同時に、もう一方で、夜間中学の学びの中味に心配が先に立つ。どんな学びを提供する夜間中学が生まれてくるのかということだ。
中学校なんだから、昼の中学校と同じ内容の教育をやればよいという考えを信じて疑わない教育行政の意向をそのまま受けた教員が夜間中学生の実態を無視して、学校を運営し、その意向にあわない夜間中学生を夜間中学から排除していく運営の夜間中学が生まれてこないだろうかという懸念だ。本当に杞憂であってほしいのだ。
集会では参加者が「夜間中学 いま の課題」を発表し、議論したい。