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夜間中学その日その日 (670)

  • 夜間中学生歴史砦 夜間中学卒業者の会準備会
  • 2020年3月5日
  • 読了時間: 2分

学ぶ楽しさ 学ぶ場がある 「せんこう」が「先生」に

 “50年目の全国行脚”私も高知に行く。夜間中学生のための夜間中学をつくってもらうために。大阪の夜間中学生や卒業生が高知にでかけるようになって三度目だ。50年前の髙野雅夫さんの夜間中学開設運動の想いを共有するために。

 2020年2月22日、「高知県に『夜間中学』をつくる会」が開く集会に出発した。どんなメッセージを伝えたのだろう。

 「夜間中は高知市に設置方針」「県教委は28日、来年4月に設置する夜間中学の場所を現在の高知江の口特別支援学校(高知市新本町2丁目)とする方針を示した。JR高知駅に近く通学の利便性が良いことなどが理由」(高知新聞 2020.02.28)の報道があった。

 次の日、「夜間中学生歴史砦 卒業者の会」事務局にメールが届いた。19首の詩である。集会に参加した方が詠まれた19首だ。どんなメッセージを伝えたのか、どのように受け止めていただいたのかが分かる。紹介しよう。

・ポスターや ビラ、広報で 入学を 9割は口コミで

・ここで 夜間中学 やってるよ 来てみていっしょに 学んでみない

・ポスターや広報の 文字読めない 人がいる 人からの声かけ 大きな力に

・教科書を使わない 各校のとりくみ 共有し 生徒発の プリント光る

・昼間の学校と 同じようには成り立たぬ 求めている学びに どう応えるか

・先生の 覚悟や知恵が 求められ 生徒さんの 並外れた 優しさに感謝

・昼間の学校 統合で 新校舎には 夜間中学 認められず

 生徒会 権利訴え 団結し 炎も燃やして 市をも動かす

 生徒の力 生徒会の力

・新しい 夜間中学にも 設立を 生徒会の 灯ともして

・ひとりひとりに あった学びを つくりだす 学ぶ楽しさ 学ぶ喜び

・ウリソダン 卒業しても 学びたい 火・水 集い 新聞も学び 生きる力に

・3年原則 9年まで 夜間中学は学べるが その後の学び 人のつながり

・夜間中学 識字学級 それぞれの とりくみつなげて 人もつながる

・外国人 「不登校」など 求める学びに 応えていくことから

・夜間中学 だれでも受け入れてくれる 中学を卒業しても(4年前から)

・中学を 卒業しても 学びたい なかまとともに

・だれでも ウエルカム歓迎 わかりやすく おもしろく 楽しく

・学ぶ楽しさ 学場がある 「せんこう」が 「先生」に

・「夜間中学を育てる会」 生徒を支え 生徒の味方に

・「在日」朝鮮人としての 自覚と誇り 歴史学習 生きる表現力めざして

 大阪の夜間中学は髙野さんの呼びかけに応え、8人の未修了者が名乗り出て、夜間中学生を見つけだす闘いを展開した。国や文科省や地方の教育委員会に任せっきりではない、「私たちの、私たちによる、私たちの夜間中学をつくる」とりくみであった。

 
 
 

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