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夜間中学その日その日 (686)

  • 夜間中学資料情報室 白井善吾
  • 2020年5月21日
  • 読了時間: 2分

産経新聞連載「夜間中学はいま」を読んで  (その5)

  1. 夜間中学生  ⑤ 夢

・「夜間中学のおかげで、夢に向かって進めた。私の夢は、大学で法律を学び、国連で活躍して、自分と同じような境遇の人たちの力になること。この日本で誕生した夜間中学、そこで学んでいる人たちのことも世界中に伝えたい」(連載③)

・(ネパールの)故郷の村の女の子たちは今もほとんど学校に行っていないという。夢は、村に女子のための学校を建て、そこで先生になること。日本の教育手法の良いところや学校行事も取り入れたい。(連載⑦)

・「夜間中学に貢献できる仕事をしたい。もし教員免許が取れたら、自分のような境遇の人たちの役に立ちたい。夜間中学の先生にないたいんです」(連載⑬)

・「私の人生は夜間中学に入学したことで大きく変わった。人生、その気になれば、やり直すチャンスはいくつになってもある。死ぬまで勉強したいです」(卒業編⑤)

 連載⑦の夜間中学卒業生は「4年前に来日したときは日本語がまったくわからず、将来を悲観していた。だが、夜間中学で『あいうえお』から学び、(夜間中学卒業後、)大阪府立門真なみはや高校(門真市)に通う今、大きな夢を抱く。母国の女子教育の厳しい現状を変えたいのだという」(2019.05.11)。ネパールの識字率は男性75.1%、女性57.4%、全体では65.9%だという。

 2015年4月、両親が暮らしている日本に呼び寄せられ、翌年4月、夜間中学3年生に編入学。1年で卒業し、高校に進学した。

新渡日のこの夜間中学卒業生は夜間中学に学び、「教育を受けたことで見える世界が変わった」と語っている。母国・ネパールの女性が義務教育を保障されていない現状を考えた時、ネパールに帰って「夢は、村に女子のための学校を建て、そこで先生になること」だ。

夜間中学に通えたから新しい夢・選択肢が生まれた。夜間中学が存在することの、大きな意義ではないだろうか。この夢を実現していただきたい。(つづく)

 
 
 
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