夜間中学その日その日 (1095) 夜間中学資料情報室
機関誌「髙野雅夫にまなぶ」創刊号発行 2026.06.04
髙野雅夫夜間中学資料室の機関誌「髙野雅夫にまなぶ」創刊号が完成しました。
2019年3月末、髙野雅夫さんが長年蒐集し保存されてきた膨大な夜間中学関係資料が神戸学院大学に一時的な避難場所として選ばれ、搬入されてきました。「髙野雅夫夜間中学資料室」の活動はこの時から始まります。髙野さんは、一時的な避難場所だった神戸学院大学を自分が保持し続けてきた夜間中学関係資料の安住の地と考えられ、以来、髙野さんは、多くの学生たちや卒業生たち、志を同じくする方々とともに、資料整理作業をお亡くなりになる半年前まで続けてこられました。
終生、非公開とされてきた夜間中学関係資料は、髙野さんの「文字とコトバを奪い返す」ためのさまざまな活動の証であり、そして、全国の夜間中学生の学びと自立を知ることができる貴重な記録です。

髙野雅夫さんが亡くなられてまもなく1年を迎えます。生前、髙野さんはこの夜間中学資料を活用して、夜間中学の明日を指し示す取り組みができないかと提案されていました。
昨年11月29日、全国各地から参加をいただいて、髙野雅夫さん追悼の集いを開催しました。そこで、社会が変化しても、夜間中学の原則をひたすら追求して、行動した髙野さんの主張とそのかかわりを、参加者は自らの言葉で語られ、想いを共有されました。私たちは、それを記録しておきたかった。そして、髙野さん最後のインタビューも収録することにしました。
改めて思ったことは、決してぶれることのない視座とそこからの主張と一貫する髙野さんの行動がそこにある。私たちは髙野さんを前に“賞味期限のない”主張だと失礼な物言いをしました。
資料室の機関誌は、タイトルを「髙野雅夫にまなぶ」と命名しました。髙野さんが残した数多くの夜間中学関係資料からは、まだまだ多くの「まなび」を私たちに提供してくれると予測しています。
この機関誌は、年2回発行し、本年12月に第2号を発行する予定にしております。
最後に、本資料室は、膨大な夜間中学資料の整理と分析のための場所を、神戸学院大学から提供を受けています。髙野さんの夜間中学関係資料がたいへん貴重なものであることを理解していただいた措置だと感謝しております。
しかし、当資料室は神戸学院大学の下部組織でもなく、まったく独立した組織とて運営しております。資金面の提供も大学からは、いっさい受けておりません。機関誌の発行や資料整理にともなう諸経費は、当資料室に集う有志が拠出した資金によっています。
髙野さんは終生、在野に在ることを選択されてきました。本資料室もこの髙野さんのご意思を継いで、自ら捻出した資金で運営していく所存でございます。
関係諸氏の皆さまには、この点をご理解いただき、ささやかでもけっこうですのでご支援を賜れば幸甚に存じます。
目次
〇「髙野雅夫にまなぶ」発刊にあたって /水本 浩典 〇髙野雅夫さんの身体から湧き起こるコトバ / 戸田 雅威 〇“人類に就職した人”、髙野雅夫さん / 川瀬 俊治 〇髙野雅夫さん追悼集会 プログラム 〇追悼の集い 会場記 /細川 英輔 〇タカノマサオがいない世界がどう変わっていくのか/ 髙野 大 〇髙野雅夫さんをしのぶ ― 写真と映像で振返る ― /石打 謹也・山﨑 靖彦 〇なぜ学校に行けなかったのか、歴史を学んで知りました/文 永淑 〇髙野さんの精神を少しだけでも引き継げた/金 夏子 〇学ぶ権利と生きる権利を守る/布川 順子 〇学校は楽しい場所なんだなあと思えるような場所として/ 川西 葵羅 〇夢というものを右手でつかんだ、それが夜間中学校です /上田 正勝 〇学ぶことを問い続けること/藤谷 志保 〇積極的に社会の変化のための心を持った私を見て喜んでいた髙野おじいちゃん/高 マウム 〇「夜間中学生」にこだわる髙野さんの姿が教えてくれたこと/寺田 朱李 〇髙野雅夫さんに聞く(第1回)「夜間中学に夜間中学生にどこまでもこだわって」〇髙野雅夫夜間中学資料の魅力(第1回)/夜間中学卒業者の会 〇髙野雅夫追悼のつどい 参加者 感想
購入希望される方は 夜間中学資料情報室連絡先 zengo1214@hotmail.com
頒布価格 1,000円+送料230円でお送りいたします。






















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