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夜間中学その日その日 (734)       細川英輔

  • journalistworld0
  • 2021年1月10日
  • 読了時間: 4分

高知からの応答「パネル展 夜間中学はいま」(1) 2021.01.10                                                                                                                                                                                               「パネル展 夜間中学はいま」が2021年1月4日から18日まで高知市役所本庁舎1階多目的室で開催されている。行政ではない、市民組織である、「高知県に『夜間中学』をつくる会」が主催されている。つくる会の細川さんから様子を伝える熱い報告が連日届いている。4月開校に向け、熱い想いのこもった報告だ。(編集部)





2021.1.5

 1月4日(月)からパネル展「夜間中学はいま」を高知市役所本庁舎1階多目的室で開催しています。

「大入り満員」というわけにはいきません(そういかないからやっているのです)が、ポツポツとご来場いただいています。

「ここに来て、夜間中学という学校があることを初めて知りました」

「私の知り合いに夜間中学のことを知らせたいのですが、入学資格はあるのでしょうか?」

「まったく日本語が話せない外国の人も行ってかまわないのですか?」などのお話も聴かせていただきました。

 4日には、さんさんテレビの取材もあり、あした6日(水)以降の午後6時9分からの「プライムこうち」で放送される予定です。

 また、同じく4日には、この「夜間中学はいま」の記事を書いた、産経新聞の吉田智香記者も高松から駆けつけてくださり、来場者に写真・記事の説明をしていただきました。吉田さん、ほんとうに有り難うございました。

「パネル展」の写真を添付しています。

 もっともっと広くたくさんのみなさんにこの「パネル展」を観てもらいたいです。とりあえず、このメールを読んでもらっている高知の人には来てもらいたいです。そして「夜間中学のこと」を拡げてもらいたいです。

「守口さつき学園」の「夜間中学生」の素敵な作品、直近の「高知の夜間中学」などの新聞記事も紹介しています。


2021.1.6

 きょうまでの来場者数は1月4日(月) 24名、1月5日(火) 19名、1月6日(水) 26名です。

1月4日のアンケートより

〇学びの大切さ、学ぶことの「喜び」を感じられる展示でした。

〇高校1年の2学期ごろから「不登校」になりはじめて、2年にあがったタイミングで中退しました。どうも自分には、集団の中ではやれない(やっていけない)力があったみたいです。それから履歴書には、“一身上の都合により中途退学” 書くの嫌だったけど(だけど、資格のとこには“大検”あるから見て、という気持ちで)気にしてないと思おうとしても、やっぱり「会社におつとめ」とかは無理だろう。初任給やボーナス、親孝行できない、学歴ない、「行けなかった」コンプレックス、自分は日陰者だという思い、ずっとありました。学校という場所は良いと思います。友だちつくれて勉強できる、行ける人にとっては。

只、なじめない、行けない人が、惨めな思いをするような社会にはしたくない。

その人がその人らしく居られる場所、もっともっと広くつくっていけたらと思考錯誤しています。できることから試行していきたいです。

〇東京の足立四中に「夜間中学」があったのを思い出した。必要な手立てをみんなで。本展示会のように行政や研究団体がコミット(約束する・責任をもつ・関わる)することは重要。

 きょう6日の午後、4月に開校する「高知の夜間中学」に「入学願書」を提出している方(昨年の11月21日の学習会でメッセージを語ってくれた女性とは違う人です)が来場してくれました。

南国市在住の49歳の女性の方で、「『夜間中学』で学習することをとってもたのしみにしています」と話してくれました。


2021.1.7

「コロナ禍」がさらにきびしくなっています。

私も、うつすことなく、うつされることなく、行動を考えます。本日の来場者1月7日(木) 17名。

1月5日(火)のアンケートより

〇県外の「夜間中学」のパネル展示を見て、本当に様々な人たちが必要としている学校だということが理解できました。4月に開校する「夜間中学」についても多くの人に知ってほしいと思います。また、教育行政は、「夜間中学」に十分な条件整備を行ってもらいたいと思います。

〇「夜間中学生」の通学手段は何でしょうか?車の免許を持っていない方が多いのではないかと思われます。高知のように公共機関が脆弱だと、通える人も限られるのではないでしょうか?

 1月4日(月)に「高知さんさんテレビ」が取材してくれたものが、きょう7日の午後6時9分からの「プライムこうち」の中で放送されました。

「さんさんテレビ」で検索すると「高知さんさんテレビ」のホームページにいきますので、「高知さんさんテレビ」をクリックすると「プライムこうち」のニュースの動画のところがでてきます。ユーチューブにもあがっているようです。

 私たち「つくる会」の「パネル展への想い」が視聴者のみなさんに伝わるニュースだと想いました。「高知さんさんテレビ」の澤実生さん、カメラマンの方、ほんとうに有り難うございました。



(編集部より)

 夜間中学生の通学手段を心配するアンケートがあった。新聞報道にあった12名の入学希望者の居住地から高知市内の夜間中学に鉄道を使って通学されたとしてその実情を調べてみた。

 高知・南国・香美・須崎の4市から20~60歳の12名が希望されている。距離、乗車時間、通学費用は

高知~須崎 42.1km、870円 68分 1ヶ月定期8880円

高知~土佐山田 15.3km 360円 25分 6040円

高知~南国(後免) 10.4km 260円 17分 4530円


  21時をまわった時間帯に、果たして時間ロスのない乗り物があるか否か、経済負担、時間負担、利便性から昼の義務制の学校の常識を越えた考えが必要かもしれない。行政担当者は夜間中学に通いたいが、その実現のため、ひとつひとつの障がいを解決する方法を考えておられることを頭に置いていただきたい。

 
 
 

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