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夜間中学その日その日 (930)   砦通信編集委員会

  • journalistworld0
  • 2023年11月28日
  • 読了時間: 2分

 第69回全国夜間中学校研究大会を前に       2023.11.28

 

 69回を迎える、全国夜間中学校研究大会が2023年12月1~2日、奈良県社会福祉総合センター(橿原市大久保町320番11)で開催される。奈良県を中心に近畿夜間中学校連絡協議会や関係組織のみなさま、準備大変ご苦労様です。

 大会では3点の研究主題が提起されている。「夜間中学の原点と歴史をふりかえると同時に夜間中学をとりまく現状から、教育のあり方を問いかえそう」「基本的人権としての学ぶ権利を保障しよう」「これからの夜間中学のありようを展望しよう」の3点だ。



 夜間中学の原点と歴史を明らかにし、教育のあり方を問う議論が展開され、夜間中学が今の日本の教育に果たす役割が確認される研究大会である事を期待したい。

地元奈良は自主夜間中学運動に先鞭をつけた、「うどん学校」の実践、夜間中学を支える運動組織「夜間中学を作り育てる会」、そして夜間中学の憲法とも云うべき「夜間中学憲章-私たちのめざす夜間中学-」(奈良県夜間中学連絡協議会 1996.5.18)に基づく、優れた実践がある。これらの共有化と議論が深まることも期待したい。

 全国の夜間中学運動の明日を明らかにするためにも大阪市教育委員会が強行しようとしている「文の里・天王寺夜間中学の廃校」に対しても、近畿夜間中学校生徒会連合会の果敢な闘いと行動を通して夜間中学生徒会の果たす役割も深めていただきたい。

 これら具体を通して、「夜間中学の原点と歴史」が明らかにされると考える。夜間中学校研究大会は、夜間中学教職員だけでなく、開かれた大会を大切にしていただきたい。17回大会、18回大会から夜間中学生の問題提起を受けとめ、教育のあり方を問い直す大会運営が続けられている。

 2006年6月25日、髙野雅夫氏から17項目にわたる「公開質問状」を受けている。公開質問のあて先は、第52回全国夜間中学校研究大会事務局・全国夜間中学校研究会・近畿夜間中学校連絡協議会・東京都夜間中学校研究会・全国の夜間中学生と卒業生の皆さんの五者宛てになっている。2023年の現在でも、全国夜間中学校研究会は公開質問に回答していない(『生きる 闘う 学ぶ-関西夜間中学運動50年-』解放出版社 110頁)。

 全国から参加いただく関係者と共に夜間中学卒業者の会もその役割を果たしたいと考えている。

 
 
 

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