夜間中学その日その日 （997） 夜間中学資料情報室

　　夜間中学新聞報道月報　2024年9月　　　　　　　2024.10.19

　9月の新聞報道は33件。新設に向けて検討が進む、三重県4.大分県、岡山市各3。和歌山市2.福井県、愛知県、新潟県各1。自主夜間中学では栃木3.札幌遠友塾、岡山各1。公立夜間中学ではゆうあい1。社説は3件。映画5件。その他3件の合計33件。

　テレビ放送では大分県5、岡山市4、和歌山市3、三重・富山・仙台・各2、三豊市、福井、熊本、新潟県各1件の22件。

　国の最も重要な統計と位置付けられている国勢調査は5年に1回行われている。「未就学者」などの統計は10年ごと。次回は2030年だ。私も気になっていたのは「最終卒業学校」の質問に、答えなかった場合、どんな扱いをされているか疑問に思い、統計局に質問をしたことがある。すると「学校は不明だが卒業したと扱っている」というのが回答であった。　　2020国勢調査では「最終卒業学校の種類が不詳として15,059,305人」を挙げている。これは15歳以上の人口108,258,569人の13.9％に相当する。卒業学校別で明示された割合で按分すると141,324人が加わり、義務教育未修了の人数は（小学校卒804,293+未就学94,455+按分141,324）＝1,040,072人となる「夜間中学その日その日（842）」。

国勢調査の作業について問題点を明らかにする報道があった。

「国勢調査『聞き取り』怠る　大都市４割、統計法違反疑い」

　　　日本経済新聞　2024年9月17日

　5年に一度の国勢調査で、一部の自治体が必要な作業を怠っていたことが分かった。未回答世帯の分は本来、調査員が周辺住民らに聞き取って補う。東京23区と政令指定都市のうち19区市が住民基本台帳からの転記などで済ませていた。統計法違反の疑いがある。人手に頼る調査の限界も浮かぶ。

　総務省は全世帯を対象とする国勢調査を「国の最も重要な統計」と位置づけている。これで法定の人口が決まり、選挙の区割りの根拠になる。国内総生産（GDP）など様々な統計のもとにもなる。手続きに誤りがあれば、あらゆる政策の土台が揺らぎかねない。

　調査票は直接もしくは郵送、オンラインで集める。住民の不在が続くなどして回収できない場合は調査員が集合住宅の管理人や近隣住民らに必要な内容を聞き取って代理記入する。総務相が承認した実施計画や自治体向けのマニュアルが明記している内容だ。

　日本経済新聞は東京23区と政令市20市が所定の手順を守っているか確かめた。アンケート方式ですべての自治体から回答を得た。東京都中央区や横浜市、大阪市など19区市は前回2020年調査で聞き取りをしていなかった。新宿、目黒など都内9区は10年調査から省いていた。

　理由として多く挙がったのが、調査員への配慮だ。江東区は「日中に不在の世帯が多く、聞き取りは夜間になる。安全面を考慮した」と答えた。

　弁護士で中央大学法科大学院教授の野村修也氏は「実際の調査方法が異なれば、統計法に違反する疑いがある」と指摘する。

夜間中学「県立ゆうあい中」で体験授業会10月12、13日　　　　　熊本日日新聞 2024/9/30

夜間中学設置支援委員会が大分県庁で意見交換　入学対象者や周知方法議論

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大分合同新聞　2024/09/29

分校、北勢に設置検討　来春開校の県立夜間中学　三重県議会一般質問　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊勢新聞　2024/09/28

学校像、対象者など議論　夜間中学設置向け支援委/大分　　　　毎日新聞　2024/09/28

社説：県内に多様化学校　不登校対策のモデルに　　　　秋田魁新聞　　 2024年9月27日

立憲主義を守るには　前川喜平さん講演会　10月5日「佐野九条の会」/栃木

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎日新聞　2024/9/27

市外からも入学可能に　公立夜間中学7市町と協定　岡山市/岡山　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎日新聞　2024/9/27

夜間中入学　岡山市外も運営や手続き7市町と協定方針　　　　　読売新聞　2024/09/26

笑福亭鶴瓶＆原田知世、ある夫婦の実話を映画化『35年目のラブレター』安田顕、

徳永えり、江口のりこら出演　　　　　　　　　　　　　オリコンニュース　2024/9/26

県議会総務教育委員会　県立夜間中学　　　　　　　　　　　　　福井新聞　2024.09.26

公立夜間中 他自治体から受け入れ　岡山市、近隣４市３町と連携協定

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山陽新聞　2024.09.25　

夜間中学習熟別コース案　和歌山市来月12・24日説明会　　　　朝日新聞　2024.09.25

岡山市、夜間中学開設へ協定　周辺市町からも入学可能に　　日本経済新聞　2024/9/25

学びの多様化学校　定員は計60人　天草で来春開校へ準備会　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　熊本日日新聞　2024.09.24

お寺の敷地内にフリースクール開設　栃木の鈴木さん「子どもが安心して過ごせる場所に」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下野新聞　2024.09.24

映画「新渡戸の夢」出演者ら思い語る　　　　　　　　　　　　　函館新聞　2024.09.24

新渡戸の教育の夢に光　函館で映画上映　札幌遠友塾の学びも紹介

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北海道新聞　2024年9月23日

県立夜間中学、知って選択肢に　県教委職員ら、明和でイベント

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中日新聞　2024年9月23日

夜間中学「みえ四葉ケ咲」の校章決まる　マスコットキャラも　　伊勢新聞　2024/9/21

（夢をつくる：33）今でも思い出す中学の先生　山田洋次　　朝日新聞　2024年9月21日

【9月18日付編集日記】学び直し　　　　　　　　　　　　　福島民友新聞　2024/09/18

とよはし中学校　受け付け始まる　来春開校控え面談　/愛知　　毎日新聞　2024/9/18　

国勢調査「聞き取り」怠る　大都市4割、統計法違反疑い　　　日本経済新聞　2024/9/17

落語家・露の新治「落語は喜んでもうてなんぼ」　落語界の現状と課題　最近はオンライン稽古も　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラジトピ　2024.09.16

［社説］進路未決定者調査　届く支援を早く　もっと　　　　　沖縄タイムス　2024/09/15

金曜午後に昼の部追加　とちぎ自主夜間中学の間口広がる「年代や国籍問わず多くの人に」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下野新聞　　2024/9/14

大分県が「夜間中学」を26年４月に開校へ　高齢者や不登校の若者ら受け入れ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大分合同新聞　2024/09/12

北大紛争　後世に伝えたい　「極北の全共闘」出版　元学生ら思いを寄稿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北海道新聞　2024年9月9日

９月８日の日報抄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新潟日報　2024/9/8

人生を変える夜間中学　「35年目のラブレター」著者が語る魅力　　毎日新聞2024/9/7

重岡大毅、笑福亭鶴瓶演じる主人公の“若かりし頃”に起用　妻役の上白石萌音と8年ぶり映画共演「はじめから信頼感がありました」　　　　　　　　オリコンニュース　2024.9.6

田辺で夜間中学のフォーラム　　　　　　　　　　　　　　紀伊民報　2024年09月02日

城之内庸仁　学び直し広がれ　夜間中学と共に　　　　　　　東京新聞　2024.09.02

夜間中学 楽しく学べそう　金沢で来春開校 10～60代が体験授業

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中日新聞　2024年9月1日

夜間中学開校へ初の説明会　県教委「想像以上の反響」　　　中日新聞　　2024年9月1日