シベリアの朝鮮人従軍慰安婦
- 北口学
- 2018年10月17日
- 読了時間: 3分
この記事を読んで、30年ほど前に韓国MBS放送局と『アントニオ・コレア』と言う秀吉の侵略とさらってきた女性や子どもたちの、日本の奴隷貿易を描き追跡した1部2部合計3時間のTVドキュメンタリー作品の撮影をしていた頃、プロデューサーと話し合っていた次の企画を思い出しました。 「キャメラは2台。君と私が同時に自由に回そう。若い日本人の君、韓国人の私。密着取材するのはサハリンの大雪原のポツンとある家に一人でお住まいの元従軍慰安婦のおばあさん。日本軍と共にシベリア抑留され、解放後も恥じて故郷にも帰国も出来ず孤独の中で」

二つ返事で「やりましょう‼️」と私。しかし、私の4年の闘病生活と6年近い青年海外協力隊を手始めに、フィジー共和国で出来たばかりの国営TV局の技術指導で、最初は1日3回15分しか放映時間がなかった国営放送局のローカルニュース放送撮影・編集、大臣や首相と同行取材や海外からのODA関連ニュース撮影。編集し放送局を渡すだけでしたが、そんなニュースを作っていて、のち、TV局は拡張、すぐ英国や豪州の番組で放送時間がのびたり。少数民族支援などでオセアニアにべったりの年月。 でも、毎年、何度も何度も思い出す実現の叶わなかった幻の企画。大雪原にポツンと立つ小さなサハリン、シベリアに住む朝鮮半島出身の女性たちの事。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181013/k10011670671000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_005&fbclid=IwAR0eD7Gmth86dEtqELvCxMUhyoaHmwKG6yTYIxYMYCQw7grxMtGxs1O7ZIQ
サハリンの残留邦人の暮らし伝える写真展
2018年10月13日 20時01分 NHKニュースより
戦後の混乱の中、かつての樺太、今のサハリンから帰国できず、現地に残った残留邦人とその家族の暮らしを伝える写真展がサハリンで開かれました。
写真展は日本領だった樺太、現在のロシア・サハリン州のユジノサハリンスクで、現地の日本総領事館などが主催して初めて開かれ、日本人カメラマンの後藤悠樹さんが撮影した残留邦人やその家族の写真、およそ250枚が展示されています。 展示された写真には、サハリンで暮らす残留邦人の女性が、ロシア式の家庭菜園で野菜を育てたり、友人と談笑したりといった日常の暮らしが写し出されています。 また、残留邦人2世の女性が子どもをあやす様子を捉えた写真には、日本やロシアの民芸品なども確認でき、さまざまな文化が溶け込んだ生活ぶりを表しています。 会場には残留邦人やその家族たちも訪れて、うれしそうに見入っていました。 サハリン南部で暮らす81歳の渡辺ハツエさんは「この写真のように暮らしています。少し恥ずかしいけど、うれしいです」と話していました。 サハリンには終戦直後、およそ1500人の日本人が残り、現在は50人ほどになっているということです。 撮影した後藤さんは「戦後、つらい人生を歩んできた人たちの背中を押してあげられるような機会になってほしい」と話していました。