

夜間中学その日その日 (640)
どんなメッセージが発せられるか? いま私たちはどんなメッセージが出せるかが問われている。 アピールではないメッセージだ。メッセージとアピールは異なる…。私たちはそんな議論をしていた。そして、議論は次のように落ち着いた。メッセージは立場が明確であり、衝撃をうけ、ハッと気が付き...


夜間中学その日その日 (639)
行政管理庁「夜間中学早期廃止勧告」をめぐって 行政管理庁が文部省、労働省、検察庁に発した『年少労働者に関する行政監察の結果に基づく勧告(いわゆる「夜間中学早期廃止勧告」)』(1966年11月29日)が出たとき、夜間中学現場では勧告をどのように捉え、行動したのかという質問を受...


夜間中学その日その日 (638)
学校教育としての夜間中学か、社会教育の夜間中学か 国際識字年推進中央実行委員会(事務局日教組)が文部省と話し合いをしたことがある。1990年のことだ。主な担当部局は、社会教育であった。初等中等教育局も担当者は同席していたが、中央実行委員会のメンバーは近畿夜間中学校連絡協議会...


夜間中学その日その日 (637)
開かれた夜間中学に 学校は地域住民が自由に集う場所だというのが子どものころの学校観であった。秋の運動会ともなれば、学校だけの行事ではなく、地域住民、各種団体が子どもたちに混じって、種目に参加して、演技を行う集いの場であった。学校敷地内に自由に入れたし、仕切りもなかった。校庭...


夜間中学その日その日 (636)
夜間中学を学校教育法に位置づけること 『生きる 闘う 学ぶ』(解放出版社)に書かれている、「夜間中学を学校教育法に位置づけること」はどういうことか?そんな質問を受けた。 教育法規に「夜間中学」「夜間学級」の語彙は見つからない。索引で調べても「二部授業」が類する語彙である。2...


夜間中学その日その日 (635)
第38回夜間中学増設運動全国交流集会(2019.08.24~25)その1 夜間中学開設運動に取り組む自主夜間中学運動体や公立夜間中学の学習者、スタッフ等関係者が埼玉県川口市に集まった。25団体、101人の参加である。 2019年4月、埼玉県川口市と松戸市で公立夜間中学が開校...


夜間中学その日その日 (634)
夜間中学の見方の変化とその背景 国や文部科学省の夜間中学に対する認識が「法律違反」から「最低一県に一校の夜間中学の開設を」と180度、正反対に変化することの背景について考えてみたい。 「年少労働者に関する行政監察」の勧告文(1966.11.29付き)で、行政管理庁は「いわゆ...


夜間中学その日その日 (633)
「天国のオモニが結びつけた出会い」 激論を交わしているさなか、電話が鳴った。呼び出し音も私には聞こえなかった。促されて、受話器を取った。「・・・時間よろしいですか?」はじめて聞く女性の声。会議中だとはいえず、「ええ」生返事をした。次のような内容であった。...


夜間中学その日その日 (632)
「夜間中学校を増やそう、充実しよう!シンポジウム」 夜間中学等義務教育拡充議員連盟(略 議連)・全国夜間中学校研究会(略 全夜中研)共催の集会「夜間中学校を増やそう、充実しよう!シンポジウム」が大阪で開催された(2019.08.02)。教育機会確保法施行3年を前に、見直しも...


夜間中学その日その日 (631)
「産経新聞連載 「夜間中学はいま」 夜間中学校を増やそう、充実しよう!シンポジウム」の会場(2019.08.02大阪市城東区民ホール)で、産経新聞が連載した「夜間中学生はいま」の収録写真のパネル展示が行われていた。 2018年12月から始まった取材で10回の連載とアルバム編...