

夜間中学その日その日 (643)
「『夜間中学の生徒さん』に学ぶ」について 「夜間中学の授業は脱線の連続だ。なにせ、皆、学校で『変な』訓練を受けていない。人の意見をうかがったり、勝手に手をあげて発言するなんてことはまったくない。興味あることには誰かが発言中であろうが関係ない。授業中、発言がみだれとぶ状態とな...


夜間中学その日その日 (642)
不就学の外国籍の子ども 見出しが「外国籍の子 就学不明1.6万人 義務教育の対象外」の記事が掲載された。「やっぱり」というのが記事を読んだ時の感想であった。 「日本に住民登録し、小中学校の就学年齢にある外国籍の子どもの少なくとも約2割にあたる約1万6000人が、学校に通って...


夜間中学その日その日 (641)
学校教育としての夜間中学の役割 公立学校の教員になって、19年目、夜間中学に勤めることになった。大阪府吹田市から守口市に移動し、4年間昼の学校に勤務したのち、夜間中学への移動であった。学校現場の雰囲気は行政区ごとに微妙に異なる。過去にどんな教育課題に教育運動として教員集団が...


夜間中学その日その日 (640)
どんなメッセージが発せられるか? いま私たちはどんなメッセージが出せるかが問われている。 アピールではないメッセージだ。メッセージとアピールは異なる…。私たちはそんな議論をしていた。そして、議論は次のように落ち着いた。メッセージは立場が明確であり、衝撃をうけ、ハッと気が付き...


夜間中学その日その日 (639)
行政管理庁「夜間中学早期廃止勧告」をめぐって 行政管理庁が文部省、労働省、検察庁に発した『年少労働者に関する行政監察の結果に基づく勧告(いわゆる「夜間中学早期廃止勧告」)』(1966年11月29日)が出たとき、夜間中学現場では勧告をどのように捉え、行動したのかという質問を受...


夜間中学その日その日 (638)
学校教育としての夜間中学か、社会教育の夜間中学か 国際識字年推進中央実行委員会(事務局日教組)が文部省と話し合いをしたことがある。1990年のことだ。主な担当部局は、社会教育であった。初等中等教育局も担当者は同席していたが、中央実行委員会のメンバーは近畿夜間中学校連絡協議会...


夜間中学その日その日 (637)
開かれた夜間中学に 学校は地域住民が自由に集う場所だというのが子どものころの学校観であった。秋の運動会ともなれば、学校だけの行事ではなく、地域住民、各種団体が子どもたちに混じって、種目に参加して、演技を行う集いの場であった。学校敷地内に自由に入れたし、仕切りもなかった。校庭...


夜間中学その日その日 (636)
夜間中学を学校教育法に位置づけること 『生きる 闘う 学ぶ』(解放出版社)に書かれている、「夜間中学を学校教育法に位置づけること」はどういうことか?そんな質問を受けた。 教育法規に「夜間中学」「夜間学級」の語彙は見つからない。索引で調べても「二部授業」が類する語彙である。2...